敷いたまま絨毯クリーニングできるって本当?おすすめ?
敷いたままクリーニングは「シャンプー洗い」とも言われている方法で、絨毯をご自宅の床に敷いたままクリーニングすることができます。とても便利に感じられますが、本当のところはどうなのでしょうか?
敷いたままクリーニングは絨毯を濡らさないクリーニング
敷いたままクリーニングでは、まずポリッシャーという回転するブラシに薬剤をつけて絨毯をブラッシングしていきます。目立つシミがある場合などは部分的にシミ抜きを行ってもらえる場合もあります。
全体をブラッシングしたら、専用の道具で薬剤を吸い取ります。汚れを含んだ薬剤を吸い取ることができる掃除機を想像するとわかりやすいと思います。絨毯が乾いたらクリーニング完了です。
敷いたままクリーニングのメリット・デメリット
敷いたままクリーニングのいちばんのメリットは手軽なことでしょう。
家具の移動も要らないですし、絨毯をクリーニング店に持って行く手間もないので、ご年配の方や赤ちゃんがいらっしゃるご家庭では便利に感じるかと思います。
薬剤の効果で汚れも落ちるので、絨毯がパッと明るくなったように感じられるのも嬉しいですね。
デメリットとして知っておいてほしいことは、薬剤を完全に除去できないことです。
敷いたままクリーニングでは、薬剤を水で洗い流すことはしません。マシンで吸い取って乾燥させたら作業終了になります。
でも・・・、吸い取って乾燥させたからといって汚れを含んだ強力な洗剤を完全に除去できるわけではないのです。
当サイトで何度か登場しているこの画像ですが、もう1度解説しますね。
この泡、デアで使用した洗剤ではありません。以前に敷いたままクリーニングで洗われている絨毯に水をかけて軽くこすっただけの状態なんです。つまり、この泡は前回の敷いたままクリーニングの時からずーーーーっと残っている残留洗剤なんです。
吸引と乾燥だけでは洗剤を取り除けないことがよくわかる例ではないでしょうか。
敷いたままクリーニングはやめた方が良い?
敷いたままクリーニングが絶対にダメなわけではありません。例えば病院の床、オフィスの床などの敷き詰めてある絨毯・ラグ・カーペットを外すことが困難なケースでは非常に有効です。こういった場所では私たちが絨毯に直接寝そべったり、小さなお子さんが座り込んで遊ぶようなケースも少ないので、安全性にも問題はないでしょう。
デアは、敷いたままクリーニングで洗われた絨毯・ラグ・カーペットで残留洗剤の泡が止まらない出てくるのを頻繁に目にしているので、ご家庭の絨毯・ラグ・カーペットには敷いたままクリーニングするのはどうなんだろう・・・と思ってしまいます。
デアの絨毯クリーニングは天然石けん。残留洗剤もありません
デアの絨毯クリーニングは、工房の床に絨毯を1枚ずつ広げた状態でたっぷりの水をかけながら洗います。使用する洗剤は100%天然石けんで、合成洗剤は使いません。
天然石けんの良いところは、職人の手で作った泡がしっかりとした洗浄効果を発揮することと、水で流すことによって活性を失うことです。絨毯に染みこんでいる人の汗や垢、食べ物・飲み物のシミなどを落としつつ、水ですすぐことで界面活性作用を失うので残留洗剤が残ることがないのです。
絨毯はいつも肌に触れるインテリアです。ぜひ安心・安全に洗うことができるデア絨毯工房をご利用下さい。
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