絨毯クリーニングは必要?洗わなくて良い?専門店がお答えします
街の大型ホームセンターや家具・インテリア専門店で絨毯やラグを購入する際、「汚れたら買い替えればいいかな」と考える人は少なくありません。
また、
「シルク織のペルシャ絨毯は洗うと鮮やかさがなくなる」
「ウールのギャッベは汚れに強いから洗わなくても大丈夫」
といった声を耳にして、“絨毯は洗わなくてもよいもの” と思い込んでいませんか?
絨毯は洗わなくていいの?
購入時に「このカーペットは1年中敷きっぱなしで大丈夫ですよ」と説明されることもあります。
でもそれは「オールシーズン対応の絨毯」ということであって、洗わなくても良いということではありません。
洗わない絨毯には次のようなリスクがあります。
ダニによる健康被害のリスク
リビングに敷きっぱなしの絨毯やラグは、どうしても湿気がこもりやすくなります。
その上で、日々の食べこぼしやフケ、髪の毛が少しずつ溜まっていくと、知らないうちにダニのすみかになってしまうことも。
掃除機をかけても、ダニそのものや死骸・フンまでは完全に取りきれません。
ご家族の健康を守るためにも、定期的にプロの丸洗いクリーニングを利用することが安心につながります。
カビによる健康被害のリスク
絨毯やラグは、足元で日常的に使うものなので、汗や湿気を吸い込みやすいインテリアです。 特に裏側は風通しが悪く、気づかないうちにカビが繁殖していて、デアにも慌ててご相談いただく事例もあります。
カビはイヤなにおいを放つだけでなく、胞子が空気中に舞うことでアレルギーや呼吸器への負担につながることがあります。
梅雨時期や冬の結露シーズンは特に要注意ですが、最近では夏の暑さで窓を閉め切るご家庭が増えたことから、夏のジメジメによってもカビが発生することもあります。
定期的に丸洗いして、繊維の奥までしっかり乾燥させることで、こうした季節ごとのリスクを防ぐことができます。
汚れ・シミが落ちなくなるリスク
ジュースやコーヒーの食べこぼし、ペットの粗相など、カーペットには日常のちょっとした汚れが蓄積されています。
そのまま放置すると繊維に染み込み、時間が経つほどに落ちにくくなってしまいます。
こういった汚れは、最初は目立たなくてもだんだん黄ばみとして変化してくることも。
→家庭でできる絨毯のお手入れ方法はこちら
高級絨毯の質が下がるリスク
確かにシルクの絨毯は繊細で、誤った洗浄を行えば艶や発色が損なわれる可能性があります。
しかし、デアでは繊維ごとに洗浄液の濃度や水温を調整し、染色の安定性を見極めたうえで丸洗いするため、色落ちの心配はありません。むしろ長年の汚れを取り除くことで、本来の鮮やかさと光沢が蘇ります。
また、ギャッベなどのウール絨毯は天然の油分で汚れを弾きやすい特性がありますが、それは「汚れが付着しにくい」というだけで「汚れない」わけではありません。皮脂やホコリが蓄積すれば、繊維の間に入り込み、時間とともに風合いを損ねる原因となります。
高級絨毯こそ正しい方法での定期的がクリーニングが必要です。洗うことによって美しさや快適性を長く保つことができます。
絨毯クリーニングで暮らしに安心と快適を
手軽に購入できるラグやカーペットも価値ある高級絨毯も、敷きっぱなしでは同じようにリスクが積み重なります。
デア絨毯工房では、ご家庭用のラグからシルクのペルシャ絨毯まで、それぞれの繊維に合った最適な洗浄で仕上げています。
大切な絨毯を気持ちよく使い続けるために、定期的なクリーニングは私たちにお任せください。
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