絨毯・ラグの湿気、気になりませんか? じめじめ対策で快適に過ごすコツ
床に敷いたままの絨毯やラグ。ふとした瞬間に、なんとなく「湿っている?」「におう?」と感じることはありませんか?
特に気温と湿度が高くなる季節は、汗や皮脂、空気中の水分がじわじわと染み込みやすく、知らないうちに湿気がたまっていることも。
今回は、絨毯・ラグ・カーペットにできる湿気対策をまとめました。
すぐにできる工夫から、やっておくと安心な習慣まで。ご家庭でのケアにぜひお役立てください。
まずは「風通し」から。湿気対策の基本
床と密着した状態が続くと、湿気の逃げ場がなくなり、カビやにおいの原因になることも。
ときどき、絨毯の端をめくって空気を通すだけでも効果があります。
朝の換気タイムにあわせて、めくって風を通す・窓を開ける・扇風機で風を送るといった簡単な工夫を取り入れるだけで、湿気がこもりにくくなります。
扇風機やサーキュレーターで床に風を送る
風の流れが少ない床面は湿気がたまりがち。
リビングに絨毯を敷いているご家庭では、サーキュレーターを回して床に風を送るだけでもカビ対策に役立ちます。
家具の脚まわりなど空気がこもりやすい部分に意識的に風を当ててあげると、部分的な湿気ムラも防ぎやすくなりますよ。
「除湿シート」を敷くだけでも安心感アップ
市販の除湿シートを絨毯やラグの下に敷いておくだけでも、目に見えない湿気の蓄積を抑える効果が期待できます。
とくにソファ前・テレビ台まわり、収納の周辺は、ラグなどが敷きっぱなしになりがちなので対策しておくと◎
乾燥機で再利用できるタイプや、敷いたままでも目立ちにくい薄型タイプなど、用途にあわせて選べる製品も増えています。
たまには「めくる・干す」も大切
晴れた日や湿度が低い日には、絨毯の裏面を表にして陰干しすることも湿気ケアに効果的。
大型の絨毯は干すのが大変ですが、部屋の中で半分だけめくって風を通す、裏返して2〜3時間置くなどの工夫でも違いが出ます。
とくに毛足の長いラグや、厚手のカーペットは湿気を含みやすく乾きにくい素材なので、こうしたこまめなケアが大切です。
掃除機がけは乾いた状態で、ゆっくりが基本
湿気を含んだ状態の絨毯は髪の毛やホコリが絡まりやすく、掃除機でも取りきれないことがあります。
掃除機がけはなるべく乾いたタイミングで行い、ゆっくり往復するのが効果的です。
とくに、掃除機は「引くとき(手前に動かすとき)」に吸引力が高まる構造になっている機種が多く、ゆっくり丁寧に動かすことで、内部に入り込んだ細かい汚れまでしっかり吸い取ることができます。
掃除機の動きが早すぎると表面しか吸い取れず、中の汚れがそのまま残ってしまうことも。
週に1〜2回のゆっくりした掃除機がけで、見えない汚れやカビのリスクも減らすことができます。
におい・べたつきが気になったらプロの出番
湿気対策をしていても「なんとなくにおう」「肌ざわりがべたつく」「黒ずみが落ちない」と感じたら、目に見えない汚れが蓄積しているサイン。
まずは「風を通す」「裏返す」など、できることから。
そして、気になるときはプロの丸洗いも上手に取り入れて、長く気持ちよく使っていきましょう。
専門店による丸洗いクリーニングなら、内部の湿気・菌・皮脂汚れまでしっかり除去できます。
絨毯・ラグ・カーペットを清潔に保ちたい方は、プロのクリーニングもぜひご検討ください。
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