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【化学繊維編】絨毯・ラグ・カーペットの素材。メリット・デメリット

前回は絨毯・ラグ・カーペットでよく使われる天然繊維を見ていきましたが、今回は化学繊維をチェックしていきましょう!

前回の記事⇒【天然繊維編】絨毯・ラグ・カーペットの素材。メリット・デメリット

化学繊維の絨毯・ラグ・カーペットに「素材が良くない」「肌触りが良くない」というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはないんですよ!
天然繊維に負けないくらいの質感で価格は抑えてあるものも増えてきていますので、ぜひご覧になってみて下さい。

 

化学繊維を使った絨毯・ラグ・カーペットと特徴

さっそく絨毯・ラグ・カーペットによく使われる化学繊維のメリット・デメリットを確認していきましょう。

ポリエステル


ポリエステルは絨毯・ラグ・カーペットだけでなく一般衣類にもよく使われている化学繊維です。化学繊維の中でもっとも流通量が高いのがこのポリエステルです。

ポリエステルのメリット

ポリエステル製の絨毯・ラグ・カーペットのメリットは、耐久性が非常に高いこと。

市販されている「洗える絨毯」のほとんどがポリエステル製やポリエステル混紡の製品になります。

混紡として使われることが多いのもポリエステルの特徴です。
ポリエステルそのものの進化が非常に進んでいて手触り肌触りも滑らかなものが増えていますが、他の素材と組み合わせることによってとても質が高いポリエステル製の絨毯・ラグ・カーペットもあります。

これらの嬉しいメリットがありながら、価格が安価であることもポリエステルのメリットになります。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭など、ご自宅の洗濯機で手軽に洗える絨毯・ラグ・カーペットが良い場合は、洗濯機に入るサイズのポリエステル製絨毯を選ぶと良いでしょう。

 

ポリエステルのデメリット

ポリエステル製の絨毯・ラグ・カーペットに大きなデメリットはありません。昔は肌触りが悪いとか吸水性が悪いと言われていたのですが、現在はこれらのマイナス面も改善されて丈夫で肌触りの良いポリエステル製絨毯・ラグ・カーペットが増えていますよ。

購入時の注意点としは、ご家庭で洗いたくてポリエステル製の絨毯を選ぶなら、必ず生地が薄くてかつ洗濯機に入るサイズのものを購入すること!
いくら「洗える絨毯」と書かれていても洗濯機に入らないものはご家庭で洗うことは非常に難しいのです。そして厚みのある絨毯は洗濯機の水流に十分に乗れないので、洗濯効果は半減します。
洗うだけならお風呂場でもできると思われるかもしれませんが、絨毯は水を吸うと成人男性でも持ち上げることが大変な重さになるので手洗いは想像以上に難しいですよ。

「洗える絨毯」ってホントに洗えるの?洗濯機で洗ってもいいの?⇒

 

ナイロン

ナイロンのメリット

ナイロン製絨毯・ラグ・カーペットのメリットは耐久性と耐摩耗性が抜群に高いことです。
毛羽立ちも起こりにくいため、病院、映画館、ホテル、オフィスビルなどの不特定多数の人が土足で使用する場所のカーペットにはよくナイロン製のものが用いられています。

ご家庭向けのナイロン絨毯も非常に改良が進んでいて、タイルカーペットなどにはナイロン製のものもあります。

 

ナイロンのデメリット

ナイロン製絨毯・ラグ・カーペットのデメリットは、化学繊維としては価格がやや高めであること。
丈夫なので耐久年数は非常に高いのですが、一般に出回っている種類としてもポリエステルの方が豊富なので、あえてナイロン製を指名して絨毯・ラグ・カーペットを選ぶメリットは薄いかな?と思います。

 

アクリル


出展:楽天市場

アクリルのメリット

アクリルはなんといってもその手触りが特徴です。まるでウールのようなフワフワの柔らかい絨毯になるんです。耐光性も高いので光沢も上品ですよ。
染色料の堅牢度が非常に高いため発色が良く色あせしにくいという嬉しい特徴もあります。

アクリル製の絨毯・ラグ・カーペットを好まれる方は、「優しい肌触りが好き」という理由で購入されるケースが多いようです。

 

アクリルのデメリット

アクリルのデメリットは毛羽立ちが起こりやすく抜け毛が発生しやすいこと。
ふんわりしたタッチが足元を温めてくれるので冬場の絨毯にはぴったりなのですが、リビングなどの人がたくさん行き来する場所に敷くと掃除機をかけるたびに抜け毛が気になってしまうかもしれません。

また化学繊維ですが激安絨毯ではありませんので、価格重視で化学繊維の絨毯を選びたい方はポリエステル製の絨毯とも比較してみて下さいね。

 

ポロプロピレン


出展:楽天市場

ポロプロピレンのメリット

ポリプロピレンも低価格で量産できるため、絨毯・ラグ・カーペットの素材としてはポリエステルの次に流通が多いものとなっています。
ポリプロピレンも摩擦に強く抜け毛が出にくいので普段使いのラグとしてもピッタリ。

吸水性が良くないという特徴を活かして、飲食物をこぼしてもシミになりにくい撥水効果の高いカーペットに仕上げられていることもあります。

 

ポロプロピレンのデメリット

ポリプロピレンのデメリットはポリエステルやナイロンほどの改良がされていないことでしょうか。
ご家庭向けの絨毯・ラグ・カーペットとしては、コスパ重視という感じになるかと思います。

 

化学繊維の絨毯・ラグ・カーペットのメリット

化学繊維で作られている絨毯・ラグ・カーペットのメリットは、基本的に耐久性が高く購入しやすい価格帯であることです。
素材そのものの改良が進んでいるので、一部例外はありますが手触り・肌触りが良い品物を手に入れやすい価格帯で購入することができます。

抗菌効果、UVカット効果、光沢感、吸湿性・撥水性などの機能を付与できるのも化学繊維だからこそです。

ぜひ素材の特徴を知って、快適に使用できる絨毯・ラグ・カーペットを選んで下さいね!

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