ペルシャ絨毯クリーニングは専門店で!天然石鹸と大量の水で洗います
暑さも本番。ペルシャ絨毯をはじめオリエンタルカーペットが、今年も続々と届く季節となりました。
今回はペルシャ絨毯のクリーニングについて ご紹介します。
絨毯は、毎日マメに掃除機をかけていても1年も経てば かなり汚れてきます。ご自宅では洗うことはできません。自宅では洗うことも乾燥も十分できないのでやめたほうが良いでしょう。
そこで絨毯の専門クリーニングのデアの出番です!では一体、普通のクリーニング屋さんと専門クリーニングのデアは何が違うのでしょう?
天然石鹸と大量の水でキレイにし、臭いの元まで取る
石鹸と大量の水で洗わないと、長年たまったペルシャ絨毯の汚れは取れません。
また石鹸自体についても残留洗剤やアレルギーの心配を考えると安全な天然石鹸にこだわりたいものです。そして何度も復活するイヤな匂いも天然石鹸でシッカリと洗ったあと大量の水で洗い流して初めて完全に匂いの元まで取れるのです。
染み抜きと房(フリンジ)も丁寧に手洗いします
まず前処理としてシミのある部分にシミの種類に応じた薬品を付け入念に染み抜き作業を行います。
次に房の洗浄です。
洗浄機では、ペルシャ絨毯の端っこにある房(フリンジ)は、十分に洗えませんので、丁寧な手作業によって洗浄をします。
そして使用しているうちにどうしても絡まってしまうペルシャ絨毯の房(フリンジ)の絡まりを1本1本確認しながら手作業でほぐします。
大量の水がカギ!ペルシャ絨毯の専門クリーニング
そしてペルシャ絨毯に水を十分に染みこませるために、大量の水を表・裏まんべんなくタップリとかけます。
ここまで大量の水をかけることで蓄積された汚れの半分は水の力で取れてしまいます。
大概のクリーニング店の場合、水をほとんど使わないシャンプー洗いで済ませています。
シャンプー洗いでは表面の汚れが取れるだけで、パイルの中まで洗浄することはできません。
床に敷く絨毯は使用しているうちに細かい埃や汚れが当たり前に蓄積されていますので、水と天然石鹸できちんと洗い流すのが絨毯を清潔にする唯一の方法なのです。
洗浄機、ポリッシャーとイラン伝統工具ビリでダニ一網打尽
ポリッシャーという繊維にやさしく洗浄力抜群のカーペット洗浄機で毛並みを潰すことなく洗浄します。天然石鹸をパイルの中まで十分染みこませシンの汚れまでかき出します。
くまなくポリッシャーで洗浄が終わると、また大量の水で水が透明になるまで十分すすぎ、ビリという専門の特殊な工具で水と石鹸成分を除去します。
この作業で、絨毯(じゅうたん・カーペット・ラグ・マット)にしがみついているダニなども洗い流されてしまいます。
ペルシャ絨毯は低温乾燥室でゆっくりと乾燥
仕上げにパイルブラシをかけ細かな確認をし、汚れや仕上がりの徹底チェックののち、梱包されて御客様へ届けられます。
徹底チェックののち御客様の元へ
絨毯(じゅうたん・カーペット・ラグ・マット)は、素材が様々で、ウール、麻、シルクの天然素材は高熱では縮みや収縮を起こすことがあります。また合成繊維の場合で網羅時と表地の間に接着剤が使われているので、高温乾燥はできません。
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