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【リビングスタイリスト監修】梅雨時期の絨毯対策。効果的なカビ予防の方法はこれ!

関東エリアもとうとう梅雨入りしました。
毎年この時期になると絨毯・ラグ・カーペットの湿気対策、カビが気になる・・・というお声をお客様よりいただきます。

外して簡単に洗える薄いカーペットならご自分でも気を付けることができますが、ほとんどの絨毯はそう簡単には洗えませんのでお困りの方も多いのです。
大切な絨毯を長くお使いいただくには敷きっぱなしというわけにはいきませんが、梅雨の季節、ジメジメが続くようなときに簡単にできる絨毯の湿気対策、カビ予防の方法をご紹介します。

 

湿気・カビを放っておくとどうなるの?


絨毯の湿気を放置してしまうと、まずカビが生えてしまうことは皆さんご存じのとおりですが、それだけではありません。

カビがフローリング・畳に移る

絨毯・ラグ・カーペットに発生するカビは、表の見える部分ではなく裏面の湿っている部分から発生することがほとんどです。
そのまま放置してしまうとカビがフローリングの床や畳にまで移ってしまうこともあります。

床にカビがびっしり・・・なんていう状態は持ち家でもイヤですが、賃貸物件となると退去時に多額の費用が発生する可能性もあります。
梅雨の季節は絨毯の裏側をときどきチェックしてみて下さい。

 

健康被害もおこります

カビはアレルギーの原因になったり、喘息の発作・再発につながることもわかっています。
咳が続くために病院に行ったら風邪ではなくカビによるアレルギー症状だったということも本当にありますので、カビを軽く考えるのは危険です。

 

ダニも発生します

ダニは気温20℃~30℃程度、湿度60〜80%の条件で繁殖しやすくなるので、日本の梅雨どきはダニが爆発的に増えやすい時期になります。
さらに絨毯・ラグ・カーペットにはダニのエサとなる人のフケ、皮脂、アカ、食べかすなどが付着しているので、こまめに掃除をしないとダニにとって天国のような環境となってしまいます。

 

簡単にできる!梅雨時期のジメジメ対策


絨毯・ラグ・カーペットの湿気を放っておくことの危険性がわかったところで、ご自宅でできる梅雨どきのジメジメ対策を見ていきましょう。

 

24時間換気システムを切らない

近年建てられた住宅には24時間換気システムがついています。2003年の建築基準法改正で義務付けされましたので、これ以降に建てられた住宅には必ずついていることになります。

24時間換気システムは家の中の空気を自動的に循環してくれる仕組みなのですが、空調の効率が気になる、屋外から入ってくる花粉が気になる、音が気になるなどの理由で機能を切ってしまう人もいます。

しかし、換気という点を考えると24時間換気は切らずにつけておくべき機能です。
近年の住宅は非常に気密性が高いので、24時間換気をしないと空気が室内に対流し続けて湿度が上がりやすくなってしまいますし、健康被害の心配もでてきてしまいます。

24時間換気システムには課題もありますが、止めずに稼働させることを前提に住宅も建てられていますので、つけておくことをおすすめします。

 

こまめに換気して湿気をこもらせない!

「梅雨どきなんて窓を開けても外も雨だし・・・」と思われるかもしれませんが、雨が入ってこない程度に窓を開けて換気をすることをおすすめします。

雨だからといって閉め切ったままにしてしまうと、室内に充満している湿気を含んだ空気の逃げ場所がないため、絨毯・ラグ・カーペットがどんどん湿気を吸ってしまいます。

短時間で換気をする方法は、対角線上にある窓を開けること。
外から空気が入る方を狭く、空気が出ていく方を広く開けるとさらに効率良く換気できます。

開けられる窓がひとつしかない場合は、サーキュレーター、扇風機を活用して強制的に換気させる方法もおすすめ。
窓がひとつの部屋でサーキュレーターを使う場合は、この開けた窓に向かって風を発生させます。湿気を含んだ空気が外に押し出される効果がありますよ。


出展:PHITENライフテクノロジー

 

エアコンの除湿器を活用する

電気代の値上がりが続き、できればエアコンには頼りたくないという人も多いかと思いますが、やはりエアコンは非常に効率良く部屋の空調を整えてくれますので梅雨どきに素早く湿度を下げたい場合には非常に有効な方法です。

除湿機能を使うと寒く感じてしまうという方も多いのですが、これには理由があります。
エアコンの除湿機能には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2種類あるのですが、弱冷房除湿は空気中の水分を集めるために温度を下げた空気を室内に放つ作業を行っています。常に弱い冷房が稼働している状態なので寒く感じてしまうのです。
ただし、再熱除湿よりも効率的に除湿することができますので、温度も湿度も下げたいときには最適です。

再熱除湿は温度を下げた空気を温めてから室内に戻す除湿を行っています。弱冷房除湿よりも湿度はゆっくり下がることになりますし、空気を温める分だけ消費電力もやや多くなりますが、体が冷える不快感を極力抑えることができます。
ご自宅のエアコンの除湿機能については説明書で確認できます。

 

除湿器も効果的です


除湿器は持ち運びができるため、絨毯を敷いてある部屋や部屋干しの洗濯物にピンポイントで使うことができます。

北向きの日当たりが良くない部屋に絨毯が敷いてあって、部屋干しが必要なんだけどエアコンがない・・・というときなどに重宝すると思います。

除湿器には「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」の3種類があり、やはりそれぞれに除湿の方法が異なり、メリット・デメリットがあります。
ここでは詳細は割愛しますが使用する部屋のサイズや通年使うのか梅雨時だけ使うのかなど、利用シーンと希望に合わせて最適なタイプを選んで下さいね。

 

除湿シートを活用する

部屋の湿気というよりも絨毯・ラグ・カーペットの湿気を取りたい場合は、絨毯の裏側に敷く除湿シートもあります。
洗えるタイプの除湿シートならカーペットを掃除する際に一緒にはがして、洗濯機でお洗濯することができますのでカビ・ダニの予防にも湿度対策にもおすすめです。

ただし、除湿シートを使っていればその他の対策は不要ということにはなりません。あくまでも除湿のサポートとお考え下さいね。

 

絨毯・ラグ・カーペットを干す


これはどのようなカーペットにも言えることですが、敷きっぱなしにはせずに定期的に取り外して干すようにしましょう。

干す場所は「風通しの良い日陰」が基本です。シルク織りのペルシャ絨毯、ウール、カシミヤなどの動物性素材の絨毯は直射日光に当てると変色してしまいますので必ず陰干しして下さいね。

屋外に干せるスペースがない場合は、絨毯をめくって扇風機・サーキュレーターの風を直接当てるだけでも湿気を飛ばすことができます。

家具の下に絨毯を敷いていると移動が大変ということもあるかもしれませんが、こういう湿気が溜まりやすい部分にこそカビが生えやすいので、やはり定期的に外して干すことをおすすめします。

 

年に1回のクリーニングはデア絨毯工房にお任せ下さい


梅雨時期にはどうしてもカビが発生しやすくなりますので、快適に生活するには適した対策が欠かせません。

「換気」「除湿」を意識して行って、ジメジメがひどいときや部屋干し、窓の結露などによって湿気が抜けないようなときにはエアコン・除湿器などの家電製品も活用しましょう。
また、こまめな掃除機がけはダニのエサになる人のフケ、皮脂、アカ、食べかすなどを取り除くことができます。

そして、年に1回のクリーニングはぜひデア絨毯工房にお任せ下さい。
デア絨毯工房ではお客様の絨毯を1枚ずつ広げた状態で職人が手作業で洗いますので、コインランドリーや大型のマシンで洗うよりもしっかりと汚れが落ちます。
使用する洗剤は合成洗剤ではなく無添加石けんの泡ですので残留洗剤の心配がありません。赤ちゃんや小さなお子さんが絨毯にお顔をスリスリしても安心・安全です。

大切な絨毯にカビが生えてしまった!というときも、まずはご相談下さい。デア絨毯工房は絨毯・ラグ・カーペット専門の宅配クリーニング店ですので、キレイに落とせる可能性も十分ございます。(難しいこともあります。ごめんなさい)

日々のちょっとした換気、除湿、掃除で、梅雨時期を乗り越えましょう!

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